
【企画内容】
2008年に発行された商業BL本の中で良かったものを語ってください。尚、企画内容、条件要項の一部は、「
BL×B.L.」様の
企画頁から抜粋引用させて頂きました。
+主な条件+
・締め切り期限なし。
・オリジナル商業小説・漫画
⇒同人誌不可
⇒全プレ等条件を満たさなければいけないもの不可
⇒パロディ不可
⇒非BL本の中にBL要素(=妄想)を見出し選ぶのは不可
⇒BL本
日本最大級ネット書店のイーブックオフ
今年末は一丁前に多忙で、他の企画参加にまで手が回りません。ヘタレ過ぎてどうしようもありませんが、せめてこの企画だけでもと滑り込み参加をさせて頂きました。時間が無いので本当に手身近仕様です(すみません!)。尚、ノベルズ・コミックス混同となっていますので、ご留意頂けますと幸いです。
【ノベルズ】
01)英田サキ 『デコイ』
1作目が「
囮鳥」、2作目が「
迷鳥 」として発売された連作ですが、夫々に違うカップルがメインで登場しています。兎に角まあ、2作とも読み応えがありました!元々は2作同時発売の予定でしたが、2作目は数日ですが発売延期に。先に1作目を読んでしまった為、2作目が出るまでの期間は大変に焦らされました。1作目が面白過ぎたせいですが、たった数日間を待てば良いだけなのに、「早く次を・・・!」と言う気持ちで一杯でした。漸く発売された2作目も面白かった!個人的には2作目のカップルの方が好みの度合いは高いのですが(メガネのオカンに夢中でした)、両作品とも大満足を得られました!

01)榎田尤利 『
交渉人は疑わない』
交渉人シリーズ2作目。こちらも非常に面白かったです!『デコイ』と並び、今年大満足した作品です。1作目以上に芽吹が饒舌になり、兵頭が可愛い男になりました。肝心な所のうっかりミスすら可愛いかった!(笑)
勿論、脇役達も魅力的。作品もテンポが良く、スラスラ読めてしまう仕上がりで嬉しかったです。1作目の読後も2作目の発売が楽しみで仕方がありませんでしたが、面白かった1作目以上に面白かった!話の面白さだけではなく、登場人物達も魅力的な人物ばかり。取り扱う要件を変えて行けば、サ○エさん並の長期シリーズ化も夢では無い気がします。個人的にもそうなって頂けると嬉しい。3作目が出るまでにも、何度も読み返してしまいそうな2作目でした!

03)Unit Vanilla 『
胡蝶の誘惑』
アーサーズ・ガーディアンシリーズ3作目です。当ブログとしては、
今年度2番目に暑苦しい記事を弾き出す事となった作品でもあります(因みに1番は、沙野先生の「赫蜥蜴の閨」の感想記事)。「良かったもの」と言うよりかは、「凄かったもの」の分類ではありますが、この作品を語らずに年は越せません(自分比)。良い・悪いを語る以前に、今年一番の台風の目の作品だったと思います。作中で登場する受は、BLの受にあるまじき持病を持ち、更には攻に手術を受けると言う作品でもありました。トンチキアワードがあれば、間違いなく今年ナンバーワンのトンチキ作品だと思います。
個人の持病を面白おかしく描いている作品だけに、「それを笑いものにするなんて・・・」とドン引くか、はたまた、あえてそこを完全なギャグと捉えて笑ってしまうか。賛否も、それは清清しい程に真っ二つに割れた作品でもありますが、下品な管理人は当然のように後者に転び、徹底したトンチキ世界を楽しんでしまいました。とは言え、意外な所でホロっとさせられる展開もありました。受の持病と豊か過ぎる妄想癖、良い人なのに何処がやっぱりズレてしまう事のある攻。そして、方々で話題を攫ってしまったような気がする、チンメタルアーミー。細かな所にまで行き届いたトンチキが素晴らしい作品でした。(笑)
明らかに好事家向けの作品ですので、真面目で泣ける話を所望される方には、全力でお勧めしません。全編に渡り「冗談が通じる方推奨」の作品です。兎にも角にも、今年出版されたBL作品の中では、これ以上が無い程のインパクトがありました。シリーズ4作目が発売延期になった要因の一つに、この3作目のインパクトが、少しは影響しているような気がしたりしなかったりしているこの頃です(小声)。

04)小林典雅 『
美男の達人』
小林先生は、某橋田先生を彷彿とさせられる長台詞の名手ですが、今作でも長台詞は健在。作中で登場する「美男塾」は、イケメン養成所、若しくはモテない男救済機関。「モテない男をモテる男、自身を持つ男に改造しようぜ」をコンセプトにした、とても判り易い塾なのですが、セミナーそのものは突っ込み所だらけで楽しい。しかしその反面、3次元の現実や皮肉もてんこもり。例え抵抗を感じたとしても、「平均」に乗っかる為には意識的に取り入れた方が良いであろう、雛形の羅列もお見事!
感想記事でも触れていますが、「闘わない組を自称しつつも、勝ち負けを気にしてしまう」。ある種の「江古田ちゃん気質」を持ち合わせている自覚がある私は、時々には「痛烈なしてやられた感」を覚えました。広い意味合いで、現実的にも必要性の高い真実と皮肉が効いている一作でもありました。

05)和泉桂 『貴公子の求婚』
こちらで感想を認めていますが、受が美形じゃない所にグッと来ました。受の親友・実親に見抜かれているように、似ていないようで似ている二人(何かに背を背けていると言う点で)でしたが、読後についついニヤニヤさせられてしまうカップルでした♪

【コミックス】
01)中村明日美子 『
同級生』
”おいろけメガネ”佐条に翻弄されたのは、草壁とハラセンだけではないと思います。私も勿論、翻弄されました。あまりに可愛い人ばかりなので、ニタニタしながら読んでしまいます。青春ピュア野郎達が眩し過ぎます。ハラセンもある意味では、第二の青春中なのかも知れません。

02)阿仁谷ユイジ 『
刺青の男 』
「狂い鮫とシンデレラ」にテンションが上がって仕方がありませんでした。ヴァイオレントな作品でしたが、物凄くグっと来てしまいました。力技目白押しの作品だと思いますが、それがしっくり来るのですよね。とても稀な例のような気がします。こう言う迫力のある作品は大好きです。

03)紅蓮ナオミ 『
魚の王子さん』
渚のわかめ褌。これをエントリーしてしまう辺り、自分でもアレだと思いますが、数あるおバカトンチキ作品の中でもかなり突き抜けています。突き抜け過ぎてしまって、追い付いて行けない方の方が多い気がしますが、うっかり追い付いてしまった方には大変な爆撃砲だと思います。おバカBLの中では間違いなく最高峰にある作品だと、私は勝手に決め付けています。イチイチ妙な所で笑わせられてしまいました。徹頭徹尾、冒頭のテンションが維持されている所も凄い。トンチキ+イロモノの度合いも高い作品ですが、年明けの「初笑い用BL」として選定するには良い作品かも知れません。

と言った所ですが、時間の都合で多くの作品の選定が叶わず申し訳ありません!イロモノと良作を混在させると言う、アレな仕上がりで申し訳ありませんが、「デコイ」「交渉人は疑わない」「同級生」は、特に大満足を得る事が出来ました。割とベタな所に落ち着いた気がしないでもありませんが、魅力的な作品は何処まで行っても魅力的なのだから仕方がありません。
そしてこの記事が、年内最後の更新になりそうです。基本的に甲斐性の無い管理人とブログで申し訳ありませんが、今年度に閲覧・コメント・TBでご足労を頂いた皆様、本当にありがとうございました!来年も引き続き、自分本位でゆる〜く運営して参りますが、「ここの管理人だから仕方が無いわ〜」を前提に、冷やかして頂けるとありがたいです。来年もまた、宜しくお願い致します。
ではでは皆様、良いお年を!
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