【あらすじ】
全日本に大いなる淫パクトを与えた『課長の恋』が「部長」となって帰ってきた! 原田との愛を貫き、大海原の孤島に異動となった部長だが、原田と二人ならそこが世界の中心v あらゆる性的なことを禁忌とする離島の男たちに、無敵の男×男カップル部長v原田が愛の洗礼を施す!! 邪悪な小動物チャッピー(大人の玩具)も健在★ 濃厚描き下ろしつき!
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【感想】
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一丁前に「多忙」な日々を送った結果、数日振りの更新となります。腹ごなし、ならぬ「ホモごなし」として選んだのは今作。「よりにもよってこれにするのか、私は・・・!?」と、自分に突っ込みたい気持ちで一杯ですが、所詮はトンチキブログ。これくらいはやっても不自然ではありませんね(身を乗り出しつつ)。久々なのに冒頭からアレですが、そろそろ感想に参りたいと思います。
まずは、アレです。部長が課長だった「
課長の恋(より詳しいレビューがあるので、敢えて絶版分にリンクさせて頂きました)」時代のあらすじ(超大雑把)を少し。
学生時代に恋人に裏切られた大宝和彦は、自分の性癖を自覚しないままに独り身を貫いていた。父親が偉い人(会社経営者)のようで、「カンパニーI..O(イオ)」に入社後は割と直ぐに課長就任(因みにこの会社の社長は大宝父ではありません)。独り身生活が20年となった33歳の頃、会社見学に訪れた原田の尻を撫でる。原田、フォーリンラブ。課長も原田にフォーリンラブ。原田入社後の二人は相思相愛に。しかし課長はチェリーだった為、アレコレが上手く行かない。そうこうしている内に男の社交場、ゲイバー「ブルードラゴン」のママ(股間にバッファローを飼う男。店では裸エプロン姿(「課長の恋」シリーズ参照))の助言を得て、先に受デビューを果たす。後に、エゾリス型セクサロイド「チャッピー(充電式)」のサポートを得てチェリー卒業。
今作では、「あの課長が部長になって栄転・・・!?」かと思いきや、先に転勤(左遷された?)した原田君を追いかけた課長が、翌月には部長になって禁欲島支社に乗り込む話でした。栄転に見えますが、左遷にも思える展開です。とは言え、「原田君がいれば何処でもパラダイス」な部長なので、肩書きはどうでも良いのだと思います。ちうか、この二人は入籍(養子縁組)をしているはずですが、今でも部長は「原田君」と読んでいるんですね。(笑)
部長(現在35歳)と原田君(現在25歳)はリバカップルですが、島でもそのバカップル振りは増す一方。表紙では絶対音感があるチャッピーが、バカップル二人の音判定をしていますが、部長の乳首を原田君が吸うと、右は「ド」の音が、左は「レ」の音がするようです。「どこまでミラクルなんだ、アンタの乳首は・・・!」と思いつつも、「このカップルだからアレやな。何でもアリやな」等と考えさせられてしまうのだから不思議。
因みに今作での部長は受け寄り。ちうか、完全に受けのみでした。禁欲に縛られる社員達を煽る際には、原田君に攻められた部長が悩ましく悶えています。CDの「
課長の恋」も色々おかしくて楽しかったのですが、是非是非「部長の恋」もCD化をして頂きたいものです。今作がCD化をされたら、野島さんの可愛らしい声での攻めと置鮎さんの悩ましい声が聴き放題ですよ。きっと。
そんな腐った思考ばかりが深まってがっかりではありますが、今回の舞台となる禁欲島の面々も個性的でした。禁欲を守る為、性に関する情報をシャットアウトする余り、セックスに対して全く無知であったり、独自の見解に縛られているものも多い。「「性愛は男女間のもの」と言う偏った一般常識に毒されていない分、もしかしたら本当の愛に近い存在なのかもしれない」と、部長は見ていますが、原田君とは縦横無尽なバカップル振りを曝け出しつつも、肝心な所では、物凄く冷静に物事を見る事が出来るのが凄いですね。時と場合によってはきっちりリーダーシップを取る事が出来ますからね。どれもこれも不毛なものに関してリーダーシップを取る事ばかりですが。
そして冒頭から認めていますように作中の禁欲島では、全うな男女間の恋愛・夫婦関係を除いた色事は禁止されています。一定の人間以外は過剰な禁欲を強いられて生きている訳ですが、そうした我慢大会に身を窶す面々の中に、部長と原田を投入してしまったら・・・、どうなるのかは想像が出来ますね。二人の来島により、禁欲人達がおかしな方向に転がり出して行くのが今作ですが、それにしても個性的な面々が揃っています。
中でも、島の村長の息子(次男)で部長秘書、そして禁欲グループのリーダー的存在にある森永泉は強烈です。禁欲を重んじている癖に、トラウマや何やらが重なって徹底する事は出来ていない。メガネを取ると美人だが、メガネ=フェロモン漏洩防止ツールとなっている為、うっかり外すと余計な男達を寄せ付けてしまう。メガネを取ったり、性的興奮を覚えると別人格になってしまう森永だったが、島の御持院の住職・真木智暁との恋が上手く行かない。お互いに想いあっている事は明白なのに、乗り越える為の障壁が多過ぎるんですよ。主には、俗世を放浪して何十何百と言う男女と交わってしまった為に性病を患ってしまった住職の自業自得から来ていますが、欲求が高まり過ぎて他の男を求めたり、甘いものに走ったりする森永が、少しだけ不憫です。(笑)
その上、島に医者がいないと言う事から部長に呼びつけられてしまった要先生(内科医なのに部長の主治医にされてしまった上、ママからは無理矢理犯されて不本意ながらもカップルに)が、住職を診る事になった際には、童貞で包茎だった時代の住職の初めての相手がママだった事が発覚したりと大変。更には、森永に想いを寄せる手癖の悪い男・花村淡(はなむらほのか・美メガネだが性格が捻じ曲がっている)や、ポルノ雑誌の情報を鵜呑みにするあまり、心が伴ったセックスに辿り着けない男の登場等、禁欲島の混乱は増すばかり。
島人達の中々成就しない恋愛もあちこちに飛び火し、住職の父ちゃんや、森永の兄達にもアレコレと騒動が発生。結果として今作中で恋が成就したカップルは森永の兄カップルのみでしたが、他の面々の今後が気になって仕方がありません。
部長×原田カップルの上陸だけでも島民を振り回して行くのに、更に要先生、要先生を追って来たママ(一瞬、「店はどうするんだ?」と思いましたが、「ブルードラゴン」は全国チェーンだったり、系列店に美容室を持っていたりと、実は有能な青年実業家なママなので、どうにかしているんでしょう」と自己完結)、チャッピー(今作でも大活躍・大暗躍をしています)に、本社の伊藤君までもが来島。気付けばママの兄・大黒太(おおぐろふとし。股間には弟であるママ同様にバッファロー(あのチャッピーを惚れさせた程のもの)を飼っている。I.O専属の医師・立花と出来ている)の登場が無かった事だけが残念でしたが(そこを残念だと思うのか、私よ)、今後の混乱を増幅させるであろう面々が島に集結している事にはニヤリとしました。とは言え、いきなりこの作品から入ると解り難い部分も生じるような気がします。出来れば「課長の恋」を全巻読んだ後に読む方が、人間相関図が解り易いかと思います。
一発芸的に笑わせる要素はグっと減り、過去の話題を踏襲しつつ、現在の面々の人間関係の基礎、今後を想像させる要素を軸に描かれた今作ですが、今後の展開が楽しみ。マガビーは毎号チェックしている訳ではありませんが、このバカバカしいシリーズに続編が登場した事は嬉しいです。このペースだと、次にコミックスが出るのは1年半〜2年後位になるのでしょうか。今から発売を楽しみにしたいと思います。
【その他余談、ひとり反省会】
しょーもない余談で恐縮ですが、(更新前の確認時)Amazonさんで一時的に品切れになっている事に笑いました。腐女子の中には、「あんな作品を読むなんてはしたないわっ!」等と表では敬遠しつつも、こっそり読んでいる方は結構いらっしゃるのかも知れませんね。「そう恥かしがらず堂々と読めば良いのに」、と思わないでもありませんが(傲慢ですね)、私自身、日常生活では隠れ腐女子だったりするので、その点を突っ込むのは同じ穴の狢と言うか、野暮でした。
部長の恋(bk1)
【前作「課長の恋」シリーズ】
・
課長の恋(新装版1巻)・
課長の恋〜二本差し〜(新装版2巻)・
課長の恋 三回戦(3巻)★可愛いレンタルサーバーLOLIPOP!
⇒ ハスイ (11/22)
⇒ 月子 (11/21)
⇒ ハスイ (10/23)
⇒ 椿 (10/23)
⇒ ハスイ (10/19)
⇒ ハスイ (10/19)